![]() ストリーム化メディアセッションを確立するための方法および装置
专利摘要:
クライアント端末とサーバとの間でストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための方法および装置である。利用可能なSDP情報について生成されたチェックサム(200)で補完された確立要求メッセージが、クライアント端末から送信される(202)。このチェックサムが、サーバで利用可能な正確なSDP情報について生成されたチェックサムと比較される。比較の結果を示す応答メッセージが、サーバから受信される(204)。サーバで利用可能なSDP情報が不正確であることを比較が示す場合、利用可能なSDP情報を更新するため(210)、応答メッセージが、正確なSDP情報で補完される。次いで、クライアント端末が、更新されたSDP情報で補完されたメッセージに対する新たな要求を送信する。一方、利用可能なSDP情報が正確である場合、ストリーム化メディアのサーバからクライアント端末への送信が開始される(208)。クライアント端末で利用可能なSDP情報のチェックサムと、確立要求メッセージへの補完とを生成することによって、クライアント端末で利用可能なSDP情報は最新であることをサーバがチェックできるようになり、それによって、クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションの迅速かつ信頼性の高い確立が達成される。 なし 公开号:JP2011509627A 申请号:JP2010542192 申请日:2008-05-13 公开日:2011-03-24 发明作者:ジオン スン,;ペル−エリック ブロディン, 申请人:テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル); IPC主号:H04L12-56
专利说明:
[0001] 本発明は、一般に、ストリーム化メディア(streamed media)がサーバからクライアント端末まで送信される、パケット交換ストリーミングサービス(PSS)セッションに関するものである。詳細には、本発明は、移動電話がストリーム化メディアデータをメディアデータサーバから受信する場合に使用されうる。] 背景技術 [0002] パケット交換通信サービスシステムにおいて、デジタル情報は、複数の情報パケットに分割され、それらが通信ネットワークを通って送信パーティから受信パーティへ配信される。典型的には、情報パケットは、送信パーティと受信パーティとの間の複数の通信経路を使用して配信され、そして、元の情報は、受信した情報パケットから受信パーティで再構築される。情報パケットは、多様な通信経路を使用して配信されてもよいが、送信パーティと受信パーティとは、仮想通信リンクによって接続されていると言ってもよい。そのような仮想通信リンクをセットアップすることによって、ストリーム化メディアデータを送信するための通信セッションが確立されることになる。] [0003] ここででは、クライアント端末が、ストリーム化メディアを仮想通信リンク上で受信している。しかしながら、クライアント端末とサーバとはそれぞれ、ストリーム化メディアを任意のタイプの通信リンクで送受信するために適してさえいれば、任意タイプの通信機器であってもよい。例えば、クライアント端末は、UMTS(Universal Telecommunications System:ユニバーサル通信システム)における移動端末であってもよいし、コンピュータ通信ネットワーク等に接続されるコンピュータであってもよい。] [0004] ここで、図1を参照して、クライアント端末100が、ストリーム化メディアデータについてのサーバ102との通信セッションを先行技術に従って設定する手順について説明する。第1のステップ1:1では、クライアント端末100が、サーバ102に要求を送信することによって、ストリーム化メディアデータについての通信セッションを開始する。典型的には、この要求は、既知の標準に従う<SETUP>メッセージであり、従って、ここでこれ以上詳述する必要はない。次のステップ1:2では、サーバ102が、クライアント端末100に<OK>メッセージを送信することによって、その要求を確認して受け付ける。次いで、次のステップ1:3では、クライアント端末100が、サーバ102からクライアント端末へのメディアデータの送信を開始するために、もう1つの要求をサーバ102へ送信する。典型的には、開始コマンドは、<PLAY>メッセージである。次のステップ1:4で、サーバ102が、別の<OK>メッセージをクライアント端末100へ送信することによって、メディアデータを送信するための要求を確認して受け付ける。最後のステップ1:5で、サーバは、サーバ102から通信端末100へのストリーム化メディアデータの送信を開始する。コマンドメッセージは、ストリーム化メディアデータサービスについての標準に従う従来型のメッセージであり、それらについてここでは詳細に記述しない。典型的には、コマンドメッセージは、各種の情報パラメータで補完される。しかしながら、プロセスを理解しやすくするために、これらの情報パラメータは、略示する図1には示していない。] 図1 [0005] 一般に、セッションが実行される前には、セッション記述情報を提供することが必要である。「セッション記述情報」という用語は、例えば、送信パーティと受信パーティとの間の利用可能な通信経路や、通信経路のための情報容量等に関する情報を示している。セッション記述情報は、典型的には、サーバとクライアント端末のどちらにも記憶される。] [0006] 現在、パケット交換通信サービスシステムにおいてセッション記述情報をクライアント端末に配信するためには、一般に2つの方法がある。すなわち、セッション記述情報が、通信セッションの確立の間にサーバから配信されるか、あるいは通信セッションの確立の前にサーバから配信されるかのいずれかである。] [0007] 通信セッションの確立の前にセッション記述情報を配信することは、例えば、ある人がサーバからストリーム化された音楽を後になってダウンロードすることを許可するサービスに加入する時のように、クライアント端末が通信サーバに後になってアクセスすることを要望する場合に、実行することができる。その後、通信経路を介して、またはHTTP接続のような代替の通信チャネルを介して、セッション記述情報を取得することができる。通信セッションの確立の前にセッション記述情報を配信することの利点は、通信セッションを確立するための時間が短縮できるだろうということである。] [0008] 通信セッションの確立の間にセッション記述情報を配信することは、サーバにセッション記述情報に対する要求を送信することによって通信セッションの確立を開始し、次いで、それに応じて、セッション記述情報を受信することによって、実行することができる。通信セッションの確立の間にセッション記述情報を配信することの利点は、セッション記述情報が最新であることである。] [0009] しかしながら、上述の既存の解決策に関連する若干の問題がある。ストリーム化メディアデータについての通信セッションを確立することを要望するクライアント端末のユーザは、通信セッションを確立することに比較的長い時間を費やすか、あるいは、期限切れのセッション記述情報を使用するというリスクを冒すか、のいずれかを決定しなければならない。期限切れのセッション記述情報を使用すると、選択された通信経路が存在しない場合に予期せぬエラーを招きかねない。一方、クライアント端末が、利用可能なすべての通信経路を持っていない場合もある。] [0010] セッション記述情報は、サーバからクライアント端末への送信の間に、あるいはクライアント端末に記憶されている間に、壊されるか変更される恐れもある。] 発明が解決しようとする課題 [0011] 上述のいくつかの問題の少なくとも一部に取り組むことが本発明の目的である。特に、クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションの比較的迅速かつ信頼性の高い確立を可能にする解決策を提供することが目的である。これらの目的およびその他の目的は、主に添付の独立請求項に従う解決策によって達成されてもよい。] 課題を解決するための手段 [0012] 多様な態様に従えば、クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための、クライアント端末と、クライアント端末で実行される方法とが提供される。] [0013] ある方法では、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報で補完された確立要求メッセージが、サーバへ送信される。次いで、利用可能なセッション記述情報が正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージが、サーバから受信され、利用可能なセッション記述情報が不正確である場合、応答メッセージは正確なセッション記述情報で補完される。利用可能なセッション記述情報が正確である場合、利用可能なセッション記述情報を使用してサーバからメディアデータを受信することによって、通信セッションが実行される。] [0014] 一方、利用可能なセッション記述情報が不正確であることを応答メッセージが示す場合、クライアント端末でのセッション記述情報が、受信した正確なセッション記述情報で更新されてもよく、そして、正確な更新されたセッション記述情報で補完された新たな確立要求メッセージが、クライアント端末からサーバへ送信されてもよい。加えて、確立要求メッセージで補完されたセッション記述情報が、利用可能なセッション記述情報の全体またはその特定の部分(群)、例えば、メディア情報および属性情報の少なくとも一方に基づいて生成されたチェックサムによって実現されてもよい。さらに、ストリーム化メディアは、RTSPに従って受信されてもよく、そして、セッション記述情報は、SDPに従ってフォーマットされてもよい。] [0015] クライアント端末は、セッション記述情報ユニットと通信ユニットとを備える。セッション記述情報ユニットは、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報を記憶するように構成されている。通信ユニットは、利用可能なセッション記述情報で補完された確立要求メッセージを通信リンクを介してサーバへ送信し、そして、送信されたセッション記述情報が正確であるか不正確かを示す応答メッセージを受信するように構成されている。セッション記述情報ユニットは、さらに、サーバから受信された場合には、受信した正確な情報で、その記憶されたセッション記述情報を更新するように構成されている。] [0016] さらに、通信ユニットは、ストリーム化メディアをサーバから受信するように構成されていてもよい。また、クライアント端末は、利用可能なセッション記述情報の全体またはその特定の部分(群)に基づいてチェックサムを生成するように構成されているチェックサム生成器を備えてもよい。次いで、通信ユニットは、利用可能なセッション記述情報の代わりに生成されたチェックサムを送信するように構成されていてもよい。また、セッション記述情報ユニットは、記憶されたセッション記述情報の全体または不正確な部分(群)だけを更新するように構成されていてもよい。] [0017] 別の態様に従えば、クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするため、サーバと、サーバで実行される方法とが提供される。] [0018] ある方法では、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報に基づいてチェックサムで補完された確立要求メッセージが、クライアント端末から受信される。次いで、受信したチェックサムが正確であるか不正確であるかが、前記チェックサムと、サーバでの正確なセッション記述情報に基づいて生成された正確なチェックサムと比較することによって、判定される。次いで、チェックサムが正確であるか不正確であるか、そして、それによって、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報が正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージが、クライアント端末へ送信されるる。ここで、応答メッセージは、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報が不正確である場合、正確なセッション記述情報で補完される。クライアント端末で利用可能なセッション記述情報が正確である場合、正確なセッション記述情報を使用してクライアント端末へメディアデータを送信することによって、通信セッションが実行される。] [0019] 一方、利用可能なセッション記述情報が不正確であることを比較の結果が示す場合、サーバは、正確な更新されたセッション記述情報に基づいて生成された新たなチェックサムで補完された、クライアント端末からの新たな確立要求メッセージを待機する。] [0020] サーバは、セッション記述情報ユニットと、通信ユニットと、判定ユニットとを備える。セッション記述情報ユニットは、サーバで利用可能な正確なセッション記述情報を記憶するように構成されている。通信ユニットは、通信リンクを介してクライアント端末から、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報で補完された確立要求メッセージを受信し、かつ、受信したセッション記述情報が正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージを送信するように構成されている。判定ユニットは、受信したセッション記述情報が正確であるか不正確であるかを、受信したセッション記述情報を正確なセッション記述情報と比較することによって判定し、かつ、その判定結果をセッション記述情報ユニットに出力するように構成されている。加えて、セッション記述情報ユニットは、応答メッセージを生成して、受信したセッション記述情報が不正確であると判定ユニットが示す場合に、正確なセッション記述情報で応答メッセージを補完するように構成されている。] [0021] さらに、サーバは、サーバで利用可能な正確なセッション記述情報に基づいてチェックサムを生成するように構成されているチェックサム生成器を備えてもよく、通信ユニットは、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報に基づいてチェックサムを受信するように構成されていてもよく、そして、判定ユニットは、受信したチェックサムと生成された正確なチェックサムとを比較するように構成されていてもよい。] [0022] 別の態様に従えば、クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための、クライアント端末とサーバとで実行される方法が提供される。クライアント端末で利用可能なセッション記述情報の少なくとも一部に基づくチェックサムが、クライアント端末で生成される。次いで、クライアント端末で生成されたチェックサムで補完された確立要求メッセージが、クライアント端末からサーバへ送信される。次いで、受信したチェックサムが正確であるか不正確であるかが、チェックサムと、サーバで利用可能な正確なセッション記述情報に基づいて生成された正確なチェックサムとを比較することによって、サーバにおいて判定される。次いで、チェックサムが正確であるか不正確であるか、そして、それによって、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報が正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージが、クライアント端末へ送信されるる。ここで、この応答メッセージは、クライアント端末で利用可能なセッション記述情報が不正確である場合、正確なセッション記述情報で補完される。クライアント端末で利用可能なセッション記述情報が正確である場合、正確なセッション記述情報を使用してサーバからクライアント端末へメディアデータを送信することによって、通信セッションが実行される。] [0023] 一方、サーバで利用可能なセッション記述情報が不正確であることを比較の結果が示す場合、クライアント端末は、正確な受信したセッション記述情報で、自身が利用可能なセッション記述情報を更新する。最後に、更新されたセッション記述情報に基づいてクライアント端末で新たなチェックサムを生成し、そして、新たなチェックサムで補完された新たな確立要求メッセージをサーバへ送信することによって、プロセスが繰り返される。] [0024] ここで本発明について、添付の図面を参照しながら、より詳細に記述しよう。] 図面の簡単な説明 [0025] 先行技術に従う、サーバとのストリーム化メディアについての通信セッションをクライアント端末がセットアップするシナリオを示すシグナリング図である。 一実施形態に従う、クライアント端末で実行される、ストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための手順を示すフローチャートである。 別の実施形態に従う、サーバで実行される、ストリーム化メディアデータについての通信セッションを可能にするための手順を示すフローチャートである。 別の実施形態に従う、ストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための手順を示すシグナリング図である。 別の実施形態に従う、ストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための手順を示すシグナリング図である。 別の実施形態に従う、詳細なクライアント端末を示すブロック図である。 別の実施形態に従う、詳細なサーバを示すブロック図である。] 実施例 [0026] 簡潔に言えば、本発明は、クライアント端末とサーバとが、ストリーム化メディアについての通信セッションの確立を、比較的迅速で、かつ、より信頼できるかたちで達成することに使用することができる。利用可能なセッション記述情報に基づくチェックサムが、サーバへ送信される前にクライアント端末で生成される。次いで、サーバは、サーバで利用可能な正確なセッション記述情報に基づいて、対応するチェックサムを生成する。正確なチェックサムが、受信したチェックサムとサーバで比較される。最後に、サーバは、受信したチェックサムが正確か不正確であるかを示す応答メッセージをクライアント端末へ送信する。受信したチェックサムが不正確であることをチェックサムの比較が示す場合、サーバはさらに、応答メッセージを正確なセッション記述情報を使用して補完する。] [0027] 本明細書全体を通して、「チェックサム」という用語は、ビットストリームの内容のチェックを可能にするため、ビットストリームに関して実行される論理演算または算術演算のいずれかの結果を言うものとする。例えば、ハッシュ関数がMD5(Message−Digest algorithm 5)として、SHA1、または巡回冗長検査アルゴリズム、またはチェックディジット(check digit)が、チェックサムを生成するために適用されてもよい。上述の機能およびアルゴリズムは当業者には周知であり、詳細に記述する必要はない。リアルタイムストリーミングプロトコル(Real Time Streaming Protocol)は、ストリーム化メディアデータの送信のために一般に使用されるプロトコルであり、以下、「RTSP]と呼ぶ。セッション記述プロトコル(Session Description Protocol)は、ストリーム化メディアに関して、セッション記述情報をフォーマットするために一般に使用されるプロトコルであり、以下、「SDP]と呼ぶ。セッション記述情報には、例えば、メディアおよび属性に関する情報が含まれる。RTSPおよびSDPプロトコルは、以下の実施形態を理解するためにここで詳細に記述する必要はない。] [0028] ここで、クライアント端末で実行されるステップを含むフローチャートを示す図2を参照して、一実施形態に従うクライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアデータについての通信セッションを可能にするための手順を説明する。第1のステップ200では、SDP情報にチェックサムアルゴリズムを適用することによって、クライアント端末で利用可能なSDP情報に基づいてSDPチェックサムが生成される。SDPチェックサムは、利用可能なSDP情報全体に基づいて、あるいは、SDP情報の一部の特定の部分に基づいて、生成されてもよい。例えば、SDP情報のうちのメディア情報および/または属性情報が使用されてもよい。次のステップ202では、生成されたSDPチェックサムが、サーバで利用可能なSDP情報について、サーバで生成された正確なSDPチェックサムと比較されるために、確立要求メッセージと一緒にクライアント端末からサーバへ送信される。確立要求メッセージは、<SETUP>メッセージによって実現されてもよい。] 図2 [0029] 次いで、次のステップ204では、サーバへ送信されたSDPチェックサムが正確であるか否かを示す応答メッセージが、サーバから受信される。典型的には、送信されたSDPチェックサムが正確である場合、応答メッセージは<OK>メッセージによって実現されてもよい。一方、送信されたチェックサムが不正確である場合、応答メッセージには、SDPチェックサムが不正確であることを示すメッセージが含まれる。クライアント端末から受信したSDPチェックサムが不正確であることをサーバによって実行される比較が示す場合、応答メッセージは、サーバからの正確なSDP情報を使用してさらに補完されることになる。受信される正確なSDP情報には、SDP情報全体が含まれてもよいし、SDP情報の不正確な部分の訂正だけが含まれてもよい。次のステップ206では、クライアント端末で利用可能なSDP情報が更新されるべきか否かが決定される。この決定は、ステップ204で受信した応答メッセージに基づいている。送信されたSDPチェックサムが不正確であることを応答メッセージが示し、かつ、正確なSDP情報でさらに補完される場合、クライアント端末で利用可能なSDP情報が、受信した正確なSDPで更新されることになる。] [0030] クライアント端末で利用可能なSDP情報を更新しないとステップ206で決定された場合、クライアント端末とサーバとの間でストリーム化メディアについての通信セッションが次のステップ208で確立される。ここで、この通信セッションは、クライアント端末ですでに利用可能なSDP情報に基づいている。次いでクライアント端末は、サーバからのストリーム化メディアを受信することを開始する。] [0031] 代わりに、SDP情報を更新するとステップ206で決定された場合には、次のステップ210で、利用可能なSDP情報が、ステップ204で応答メッセージと共に受信した正確なSDP情報を使用して更新される。最後に、現在クライアント端末で利用可能な更新されたSDP情報を使用して、ステップ200乃至206が繰り返される。] [0032] 点線で示される任意のステップ212では、クライアントが、確立された通信セッションと同時に、1つ以上の追加の通信セッションを確立することを要求してもよい。その場合、クライアントは、追加の通信セッション(群)に関して、ステップ200乃至206を繰り返す。例えば、ある音声セッションが確立される場合、ビデオセッションまたは別の音声セッションが確立されてもよい。] [0033] また、オプションで、クライアント端末が、クライアント端末で利用可能なSDP情報で補完された、所望のサービスに対する開始要求メッセージを送信し、次いで、ステップ208でサーバがストリーム化メディアデータの送信を開始する前に、所望のサービスに関する応答メッセージを受信してもよい。開始要求メッセージは、<PLAY>メッセージによって実現されてもよい。<SETUP>、<OK>、<PLAY>等のメッセージは、ストリーム化メディアについてセッションを確立する間に一般に使用されるメッセージであり、本明細書でさらに詳細に記述する必要はない。] [0034] この例示的な実施形態は、クライアント端末が、通信セッションを確立することを要求し、かつ所望のストリーム化メディアサービスを要求する前に応答メッセージを待機する場合の手順を記載しているが、本発明は、それに限定されない。記載された手順は、当業者によって実現されるように、例えば、パイプライン化された通信セッションを確立するためのセッションの確立時にまたはセッション中に、あるいは高速コンテンツ交換セッション中に、クライアント端末とサーバとがセッション記述情報を交換する場合の、ストリーム化メディアについての任意の通信セッションに適用されるように容易に構成されうる。] [0035] ここで、サーバで実行されるステップが含まれるフローチャートを示す図3を参照して、一実施形態に従うクライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にする方法を説明する。第1のステップ300では、SDPチェックサムで補完された確立要求メッセージが、クライアント端末から受信される。受信したSDPチェックサムは、クライアント端末で利用可能なSDP情報に基づいて生成されている。次のステップ302で、正確なSDPチェックサムが、サーバで利用可能な正確なSDP情報に基づいて生成される。次いで、その後のステップ304で、受信したSDPチェックサムが、生成された正確なSDPチェックサムと比較される。] 図3 [0036] 受信したSDPチェックサムが正確であることを比較の結果が示す場合には、次のステップ306で、受信したSDPチェックサムを確認する応答メッセージがクライアント端末へ送信される。次いで、その後のステップ308で、通信セッションが確立され、そして、サーバは、正確なSDP情報を適用して、確立された通信セッション上でストリーム化メディアの送信を開始することができる。] [0037] 一方、受信したSDPチェックサムが不正確であることを比較の結果が示す場合には、次のステップ310で、正確なSDP情報で補完された応答メッセージがクライアント端末へ送信され、クライアント端末で利用可能なSDP情報が更新される。正確なSDP情報には、SDP情報全体かまたは正確な部分だけが含まれてもよい。次いで、サーバは、更新されたSDP情報に基づいてステップ300乃至304を繰り返す。] [0038] ここで、クライアント端末400とサーバ402との間で交換されるメッセージが含まれるシグナリング図を示す図4aおよび4bを参照して、2つの別の実施形態に従うクライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にする手順を説明する。図4aは、クライアント端末で利用可能なSDP情報が正確である場合を示し、図4bは、そうではなく、SDP情報が不正確である場合を示している。] 図4a 図4b [0039] 図4aに示す手順に従えば、第1のステップ4:1aでは、ストリーム化メディアについてサーバ402との通信セッションを確立することを要望するクライアント端末400が、クライアント端末で利用可能なSDP情報に基づいてSDPチェックサムを生成する。SDPチェックサムは、SDP情報全体かまたはSDP情報の一部の特定の部分、例えば、メディア情報および属性情報の少なくとも一方、に基づいて生成されてもよい。次のステップ4:2aで、クライアント端末は、通信セッションの確立を開始するために確立要求メッセージをサーバへ送信する。ここで、この確立要求メッセージは、ステップ4:1aで生成されたSDPチェックサムで補完される。上述のように、確立要求メッセージは、<SETUP>メッセージによって実現されてもよい。メッセージ全体は、<SETUP>、<SDP−Available:“SDP checksum”(SDP−利用法可能:「SDPチェックサム」)>であってもよい。] 図4a [0040] サーバで実行される次のステップ4:3aでは、別のSDPチェックサムが、サーバで利用可能な正確なSDP情報に基づいて生成される。次いで、受信したSDPチェックサムが、正確なSDPチェックサムと比較される。] [0041] 次のステップ4:4aでは、ステップ4:3aで実行される比較の結果を示す応答メッセージが、サーバからクライアント端末へ送信される。この実施形態では、比較されたチェックサムは同じであり、従って、応答メッセージは、クライアント端末で利用可能なSDP情報は正確であることを確認することになる。応答メッセージは、<OK>メッセージによって実現されてもよい。] [0042] また、オプションで、クライアント端末は、クライアント端末で利用可能なSDP情報で補完された、所望のサービスに対する開始要求メッセージをサーバへ送信し、そして、サーバがストリーム化メディアデータの送信を開始する前に、所望のサービスに関する応答メッセージを受信してもよい。これは、それぞれ点線で示される中間のステップ4:5aおよび4:6aで実行される。所望のサービスに対する開始要求メッセージは、クライアント端末で利用可能なSDP情報に基づいてSDPチェックサムで補完された、<PLAY>メッセージによって実現されてもよい。メッセージ全体は、<PLAY>、<SDP−Available:“SDP checksum”>であってもよい。応答メッセージは、<OK>メッセージによって実現されてもよい。] [0043] 最後のステップ4:7aでは、通信セッションが確立され、サーバが、ストリーム化メディアをクライアント端末へ送信することを開始する。] [0044] 図4bに示す手順に従えば、第1のステップ4:1bでは、ストリーム化メディアについてサーバ402との通信セッションを確立することを要望するクライアント端末400が、クライアント端末で利用可能なSDP情報に基づいてSDPチェックサムを生成する。SDPチェックサムは、SDP情報全体かまたはSDP情報の一部の特定の部分に基づいて生成されてもよい。次のステップ4:2bで、クライアント端末は、通信セッションの確立を開始するために確立要求メッセージをサーバへ送信する。ここで、この確立要求メッセージは、ステップ4:1bで生成されたSDPチェックサムで補完される。上述のように、確立要求メッセージは、<SETUP>メッセージによって実現されてもよい。サーバで実行される次のステップ4:3bでは、別のSDPチェックサムが、サーバで利用可能な正確なSDP情報に基づいて生成される。次いで、受信したSDPチェックサムが、正確なSDPチェックサムと比較される。ステップ4:1b乃至4:3bは、上述の実施形態におけるステップ4:1a乃至4:3aに対応する、ただし、クライアント端末で利用可能な不正確なSDP情報について実行される。] 図4b [0045] 次のステップ4:4bでは、ステップ4:3bで実行される比較の結果を示す応答メッセージが、サーバからクライアント端末へ送信される。この実施形態では、比較されたチェックサムは同じではなく、従って、応答メッセージは、クライアント端末で利用可能なSDP情報は不正確であることを示すことになる。応答メッセージは、さらに、サーバからの正確なSDP情報で補完される。送信される正確なSDP情報には、SDP情報全体が含まれてもよいし、訂正部分だけが含まれてもよい。メッセージ全体は、<Incorrect SDPchecksum(不正確SDPチェックサム)>、<Content length 295(コンテンツ長295)>、<“SDP”>であってもよい。] [0046] 次のステップ4:5bでは、クライアント端末が、利用可能なSDP情報を、受信した正確なSDP情報で更新する。次いで、ステップ4:6bによって、クライアント端末は、更新されたSDP情報を使用して通信セッションを確立するための新たな試行を行う。このステップ4:6bは、更新されたSDP情報に基づいてSDPチェックサムを生成し、その後、ステップ4:7bで、生成されたSDPチェックサムで補完された確立要求メッセージをサーバへ送信する。サーバで実行される別のステップ4:8bでは、サーバで利用可能な正確なSDP情報に基づいて、別のチェックサムが生成される。次いで、受信したSDPチェックサムが、正確なSDPチェックサムと比較される。] [0047] 次のステップ4:9bでは、ステップ4:8bで実行される比較の結果を示す応答メッセージが、クライアント端末へ送信される。この実施形態では、比較されたチェックサムは同じであり、従って、応答メッセージは、クライアント端末で更新された利用可能なSDP情報は正確であることを確認することになる。応答メッセージは、<OK>メッセージによって実現されてもよい。ステップ4:6b乃至4:9bは、ステップ4:1b乃至4:4bに対応する、ただし、クライアント端末で更新されたSDP情報について実行される。] [0048] 上記の実施形態で説明されるように、クライアント端末が、さらに、クライアント端末で利用可能なSDP情報で補完された、所望のサービスに対する開始要求メッセージをサーバへ送信してもよく、そして、サーバがストリーム化メディアを送信することを開始する前に、所望のサービスに関する応答メッセージを受信してもよい。これは、点線で示す中間ステップ4:10bおよび4:11aで、それぞれ実行される。上記の実施形態で説明されるステップ4:5aと同様に、所望のサービスに対する開始要求メッセージは、クライアント端末で利用可能な更新されたSDP情報に基づいてSDPチェックサムで補完された<PLAY>メッセージによって実現されてもよい。さらに、応答メッセージは、<OK>メッセージによって実現されてもよい。] [0049] 最後のステップ4:12bでは、通信セッションが確立され、サーバが、ストリーム化メディアをクライアント端末へ送信することを開始する。] [0050] 上述の手順は、セッションの確立時にまたはセッション中にクライアント端末とサーバとがセッション記述情報を交換する場合に、ストリーム化メディアについての任意の通信セッションに適用されることになるように容易に構成されうる。] [0051] 上述の実施形態とは異なる代替実施形態では、クライアント端末で利用可能なSDP情報全体またはSDP情報全体のうちの一部が、SDPチェックサムの代わりにサーバへ送信されてもよい。この実施形態では、サーバで、SDP情報全体またはSDP情報の一部が、サーバで利用可能なSDP情報と比較される。] [0052] ここで、図5を参照して、ストリーム化メディアについてのサーバとの通信セッション512を可能にするためのクライアント端末500の一実施形態について説明する。クライアント端末500は、セッション記述情報ユニット502と、チェックサム生成器504と、通信ユニット506と、そしてメディア受信ユニット510とを備える。セッション記述情報ユニット502は、クライアント端末500がストリーム化メディアについてサーバと通信セッションを確立する場合に、自身の利用可能なSDP情報をチェックサム生成器504に出力するように構成されている。チェックサム生成器504は、受信したSDP情報に基づいてSDPチェックサムを生成し、生成されたSDPチェックサムを通信ユニット506に出力するように構成されている。チェックサム生成器504は、利用可能なSDP情報全体またはその一部(群)だけに基づいて、例えば、メディア情報および属性情報の少なくとも一方から、SDPチェックサムを生成してもよい。通信ユニット506は、受信したSDPチェックサムで補完された確立要求メッセージを、通信リンク508上でサーバへ送信するように構成されている。] 図5 [0053] さらに、通信ユニット506は、確立要求メッセージに応じて、送信されたSDPチェックサムが正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージをサーバから通信リンク508を介して受信するように構成されている。SDPチェックサムは、さまざまな理由で、例えば、SDPチェックサムがクライアント端末500からサーバへの送信中に送信エラーによって影響されることや、期限切れのSDP情報に基づいてSDPチェックサムが生成されることがある等の理由で、不正確になる可能性がある。] [0054] 通信ユニット506は、さらに、サーバとの通信セッション512を確立し、送信されたSDPチェックサムが正確であることを応答メッセージが示す場合には確立された通信セッション512上でサーバからストリーム化メディアの受信を開始するように構成されている。ここで、通信セッションは、セッション記述情報ユニット502の中の利用可能なSDP情報に基づいている。さらに、通信ユニット506は、受信したストリーム化メディアをメディア受信ユニット510に供給するように構成されている。また、クライアント端末500は、サーバが確立された通信セッション512上でストリーム化メディアを送信することを開始する前に、通信リンク508を介して所望のサービスに対する開始要求メッセージをサーバへ送信するように構成されている。開始要求メッセージは、生成されたSDPチェックサムで補完されてもよい。] [0055] さらに、通信ユニット506は、送信されたSDP情報が不正確であることを受信した応答メッセージが示す場合、正確なSDP情報をサーバから通信リンク508を介して受信するように構成されている。通信ユニット506は、さらに、正確なSDP情報をセッション記述情報ユニット502に出力するように構成されていて、このセッション記述情報ユニット502は、さらに、自身の利用可能な記憶されたSDP情報を更新して、更新されたSDP情報をチェックサム生成器504に出力するように構成されている。チェックサム生成器504は、さらに、更新されたSDP情報に基づいて更新されたSDPチェックサムを生成するように構成されていて、そして、通信ユニット506は、さらに、更新されたSDPチェックサムで補完された新たな確立要求メッセージを送信するように構成されている。] [0056] また、クライアント端末は、確立された通信セッションと同時に、1つ以上の追加の通信セッションを確立することを要求するように構成されていてもよい。例えば、ある音声セッションが確立される場合、ビデオセッションまたは別の音声セッションが確立されてもよい。] [0057] オプションで、セッション記述情報ユニット502が、SDP情報全体またはその一部(群)だけを通信ユニット506に出力するように構成されていてもよい。また、通信ユニット506は、受信したSDP情報をサーバへ送信するように構成されていてもよい。] [0058] ここで、図6を参照して、ストリーム化メディアについてのクライアント端末との通信セッション614を可能にするためのサーバ600の一実施形態について説明する。サーバ600は、セッション記述情報ユニット602と、チェックサム生成器604と、通信ユニット606と、判定ユニット608と、そしてメディア受信ユニット510とを備える。クライアント端末がストリーム化メディアについてサーバと通信セッション614を確立する場合に、通信ユニット606は、SDPチェックサムで補完された確立要求メッセージを通信リンク612を介してクライアント端末から受信するように構成されている。ここで、受信したSDPチェックサムは、クライアント端末で利用可能なSDP情報に基づいて生成される。通信ユニット606は、さらに、受信したSDPチェックサムを判定ユニット608の第1の入力に供給するように構成されている。セッション記述情報ユニット602は、正確なSDP情報をチェックサム生成器604に出力するように構成されていて、チェックサム生成器604は、正確なSDPチェックサムを生成して、判定ユニット608の第2の入力に供給するように構成されている。判定ユニット608は、クライアント端末から受信されるSDPチェックサムを正確なチェックサムと比較し、そして、比較の結果をセッション記述情報ユニット602に出力するように構成されている。] 図6 [0059] セッション記述ユニット602は、さらに、比較の結果を受信する場合には通信ユニット606に応答メッセージをクライアント端末へ送信することを開始させるように構成されている。この応答メッセージは、比較の結果を示している。さらに、セッション記述ユニット602は、クライアント端末から受信したSDPチェックサムが不正確であることを比較の結果が示す場合、応答メッセージに補完される、通信リンク612を介して送信されることになる正確なSDP情報を通信ユニット606に供給するように構成されている。] [0060] 通信ユニット606は、さらに、受信したSDPチェックサムが正確であることを比較の結果が示す場合には、通信セッション614を確立して、セッション記述情報ユニット602で利用可能なSDP情報に基づいて、確立された通信セッション614を介してストリーム化メディアをクライアント端末へ送信することを開始するように構成されている。また、通信ユニット606は、メディア送信器610から送信されることになるメディアを受信するように構成されている。] [0061] また、オプションで、サーバ600は、確立された通信セッション614上でストリーム化メディアを送信することをサーバが開始する前に、通信リンク612を介してクライアント端末から開始要求メッセージを受信するように構成されていてもよい。この開始要求メッセージは、クライアント端末で生成されたSDPチェックサムで補完されてもよい。] [0062] オプションで、セッション記述情報ユニット602は、SDP情報全体またはその一部(群)だけを判定ユニット608に出力するように構成されていてもよい。また、通信ユニット606は、SDP情報全体またはその一部(群)だけをクライアント端末から受信して、判定ユニット608に供給するように構成されていてもよい。また、判定ユニットは、SDPチェックサムの代わりにSDP情報を比較するように構成されていてもよい。] [0063] 記載されるクライアント端末500およびサーバ600は、当業者によって実現されるように、例えば、パイプライン化通信セッションを確立するためのセッションの確立時にまたはセッション中に、あるいは高速コンテンツ交換セッション中に、クライアント端末とサーバとがセッション記述情報を交換する場合の、ストリーム化メディアデータについての任意の通信セッションに適用されるように容易に構成されうる。] [0064] さらに、本明細書で上述のクライアント端末とサーバとは、例えば、各種の制御ユニットおよびメモリのような、適切に動作するための一般的な機能および特徴を可能にするために必要な機能を提供する従来からの手段も別途備えることが理解されるべきである。しかしながら、簡単にするために、ストリーム化メディアについての提案される通信セッションを理解するために必要ない、任意の手段または機能は図では省略されていて、本明細書ではこれ以上詳細には説明しない。] [0065] 本発明によって、サーバからクライアント端末へのストリーム化メディアデータについての通信セッションを可能にするための高速で信頼性の高い方法が得られる。上述の解決策を使用すれば、事前にクライアント端末に配信されるセッション記述情報を適用することによって、実現可能な通信セッションを実行することができる。また、クライアント端末のユーザは、期限切れの情報を用いたり各種の障害によって影響を受けたりというリスクを冒すことがない。] [0066] 本発明について特定の例示的な実施形態に関してここまで記述してきているが、この記載は、発明の概念を例示することだけを一般に意図しているのであって、発明の範囲を限定していると解釈されるべきではない。上述の実施形態を記載する時には全体的に、クライアント端末とメディアサーバとが使用されているが、ストリーム化メディアについて適切であれば、いかなる他の通信端末であっても、記述した方法で使用されてもよい。] [0067] 本発明は、一般に、下記の独立請求項によって定義される。]
权利要求:
請求項1 クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための、前記クライアント端末で実行する方法であって、a)前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報で補完された確立要求メッセージを前記サーバへ送信するステップと、b)前記セッション記述情報が正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージを、前記サーバから受信するステップとを備え、前記応答メッセージは、送信したセッション記述情報が不正確である場合、正確なセッション記述情報で補完され、前記送信したセッション記述情報が正確であることを前記応答メッセージが示す場合、前記通信セッションは、前記サーバからメディアデータを受信する(208)ことによって実行されることを特徴とする方法。 請求項2 前記送信したセッション記述情報が不正確であることを前記応答メッセージが示す場合、c)前記クライアント端末で利用可能な前記セッション記述情報を、前記応答メッセージで受信した正確なセッション記述情報に基づいて更新する(210)ステップと、d)前記通信セッションの実行を可能にするために、前記更新されたセッション記述情報を使用して前記ステップa)と前記ステップb)とを繰り返すステップとを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。 請求項3 前記ステップa)の前に、a’)前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報の少なくとも一部に基づいて、チェックサムを生成する(200)ステップを更に備え、前記ステップa)で送信される前記セッション記述情報は、生成された前記チェックサムであることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 請求項4 前記チェックサムは、前記セッション記述情報のメディア情報及び前記セッション記述情報の属性情報の少なくとも一方に基づいて生成されることを特徴とする請求項3に記載の方法。 請求項5 前記チェックサムは、前記セッション記述情報の全体に基づいて生成され、前記セッション記述情報の全体は、前記チェックサムが不正確である場合に前記サーバから受信され、前記セッション記述情報の全体は、前記ステップc)で更新されることを特徴とする請求項3に記載の方法。 請求項6 前記確立要求メッセージで補完されたセッション記述情報は、前記セッション記述情報の全体、または前記セッション記述情報の一部であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 請求項7 前記ストリーム化メディアは、RTSPに従って受信され、前記セッション記述情報は、SDPに従ってフォーマットされることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。 請求項8 クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを可能にするための、前記サーバで実行する方法であって、a)前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報の少なくとも一部に基づいて、チェックサムで補完された確立要求メッセージを受信する(300)ステップと、b)前記受信したチェックサムが正確であるか不正確であるかを判定する(304)ステップと、c)前記チェックサムが正確であるか不正確であるかを示す応答メッセージを送信(306、310)するステップであって、前記チェックサムが不正確である場合には、前記前記サーバで利用可能な正確なセッション記述情報で前記応答メッセージを補完して送信する(310)ステップと、前記通信セッションの実行を可能にするために、更新されたセッション記述情報を使用して、前記a)−c)ステップを繰り返すステップとを備え、前記応答メッセージが前記チェックサムが正確であることを示す場合、メディアデータを前記クライアント端末へ送信する(308)ことによって、前記通信セッションが実行され、前記応答メッセージが前記チェックサムが不正確であることを示す場合、前記サーバで利用可能な正確なセッション記述情報で前記応答メッセージを補完して送信することが実行されることを特徴とする方法。 請求項9 クライアント端末とサーバとの間のストリーム化メディアについての通信セッションを実行する方法であって、a)前記クライアント端末において、前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報の少なくとも一部に基づいて、チェックサムを生成する(4:1a、4:1b、4:6b)ステップと、b)前記クライアント端末から前記サーバへ、前記チェックサムで補完された確立要求メッセージを送信する(4:2a、4:2b、4:7b)をステップと、c)前記サーバにおいて、前記受信したチェックサムが正確であるか不正確であるかを判定(4:3a、4:3b、4:8b)し、前記サーバから前記クライアント端末へ応答メッセージを送信する(4:4a、4:4b、4:9b)ステップであって、前記チェックサムが不正確である場合には、前記サーバで利用可能な正確なセッション記述情報で前記応答メッセージを補完して送信するステップと、d)前記クライアント端末において、前記応答メッセージで受信された正確なセッション記述情報に基づいて、該クライアント端末で利用可能な前記セッション記述情報を更新する(4:5b)するステップと、e)前記更新されたセッション記述情報を使用して、前記a)−c)ステップを繰り返すステップとを備え、前記応答メッセージが前記チェックサムが正確であることを示す場合、メディアデータを前記サーバから前記クライアント端末へ送信する(4:7a、4:12b)ことによって、前記通信セッションが実行され、前記応答メッセージが前記チェックサムが不正確であることを示す場合、前記サーバで利用可能な正確なセッション記述情報で前記応答メッセージを補完して送信することが実行されることを特徴とする方法。 請求項10 前記チェックサムが正確であるか不正確であるかの判定は、前記サーバで利用可能な正確なセッション記述情報の少なくとも一部に基づいて、正確なチェックサムを生成し、かつ前記受信したチェックサムと前記生成したチェックサムとを比較することによって、実行されることを特徴とする請求項9に記載の方法。 請求項11 サーバとのストリーム化メディアに対する通信セッションを実行するクライアント端末(500)であって、a)前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報を記憶するように構成されているセッション記述情報ユニット(502)と、前記記憶されたセッション記述情報で補完された確立要求メッセージを、通信リンク(508)を介して前記サーバへ送信し、かつ前記通信リンク(508)を介して前記サーバから応答メッセージを受信するように構成されている通信ユニット(506)とを備え、前記セッション記述情報ユニット(502)は、更に、正確なセッション記述情報が受信される場合には、前記記憶されたセッション記述情報を更新するように構成されていることを特徴とするクライアント端末。 請求項12 メディア受信ユニット(510)を更に備え、前記通信ユニット(506)は、更に、前記サーバからストリーム化メディアを受信し、前記メディア受信ユニット(510)へ供給するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載のクライアント端末。 請求項13 前記通信ユニット(506)は、更に、RTSPに従って、前記ストリーム化メディアを受信するように構成され、前記セッション記述情報ユニット(502)は、更に、SDPに従ってフォーマットされた前記セッション記述情報を記憶するように構成されていることを特徴とする請求項11または12に記載のクライアント端末。 請求項14 前記セッション記述情報のメディア情報と前記セッション記述情報の属性情報の少なくとも一方に基づいて、チェックサムを生成するように構成されているチェックサム生成器(504)を更に備えることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載のクライアント端末。 請求項15 前記チェックサム生成器(504)は、更に、前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報の全体に基づいて、前記チェックサムを生成するように構成され、前記セッション記述情報ユニット(502)は、前記セッション記述情報の全体を記憶し、前記正確なセッション記述情報を伴う前記応答メッセージが提供される場合には、前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報の全体を更新するように構成されていることを特徴とする請求項14に記載のクライアント端末。 請求項16 クライアント端末とのストリームメディアに対する通信セッション(614)を実行するサーバ(600)であって、a)セッション記述情報を記憶するように構成されているセッション記述情報ユニット(602)と、b)通信リンク(610)を介して前記クライアント端末で利用可能なセッション記述情報で補完された確立要求メッセージを受信し、かつ前記通信リンクを介して前記クライアント端末へ応答メッセージを送信するように構成されている通信ユニット(606)と、c)前記受信したセッション記述情報が正確であるかどうかを判定し、かつその判定結果を前記セッション記述情報ユニット(602)へ出力するように構成されている判定ユニット(608)とを備え、前記セッション記述情報ユニット(602)は、更に、前記応答メッセージを生成し、かつ前記判定ユニット(608)が前記受信したセッション記述情報が不正確であることを示す場合には、正確なセッション記述情報で前記応答メッセージを補完するように構成されていることを特徴とするサーバ。 請求項17 前記セッション記述情報ユニット(602)に記憶されている前記セッション記述情報の少なくとも一部に基づいて、正確なチェックサムを生成するように構成されているチェックサム生成器(604)を更に備え、前記判定ユニット(608)は、更に、前記受信したチェックサムと、前記正確なチェックサムとを比較することによって前記判定を実行するように構成されていることを特徴とする請求項16に記載のサーバ。 請求項18 前記チェックサム生成器(604)は、更に、前記セッション記述情報のメディア情報と前記セッション記述情報の属性情報との少なくとも一方に基づいて、前記チェックサムを生成するように構成されていることを特徴とする請求項17に記載のサーバ。 請求項19 前記チェックサム生成器(604)は、更に、前記サーバで利用可能なセッション記述情報の全体に基づいて、前記チェックサムを生成するように構成され、前記セッション記述情報ユニット(602)は、更に、前記セッション記述情報の全体を記憶し、かつ前記応答メッセージに補完されるようにするために、前記通信ユニット(606)へ前記セッション記述情報の全体を供給するように構成されていることを特徴とする請求項17または18に記載のサーバ。 請求項20 メディア送信ユニット(612)を更に備え、前記通信ユニット(606)は、更に、前記メディア送信ユニット(612)からストリーム化メディアを受信し、かつ前記受信したストリーム化メディアを前記クライアント端末へ送信するように構成されていることを特徴とする請求項16乃至19のいずれか1項に記載のサーバ。 請求項21 前記通信ユニット(606)は、更に、RTSPに従って、前記ストリーム化メディアを通信するように構成され、前記セッション記述情報ユニット(602)は、更に、SDPに従ってフォーマットされた前記セッション記述情報を記憶するように構成されていることを特徴とする請求項16乃至20のいずれか1項に記載のサーバ。
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